パニック障害は、推定有病率が2〜4%(25人〜50人に1人)と、比較的多くの
人々が罹患しているにもかかわらず、話題にのぼる機会の少ない疾患でした。
にもかかわらず、パニック障害の患者さんたちは、きちんとした診断や治療を
受けられなかったり、まわりの人々から誤解されたりするといった事が長く
続いたようです。
◆ 認知されてから ◆
パニック障害は、以前は心臓神経症や不安神経症と呼ばれていました。
これは昔からある病気ではあるが、パニック障害と言う病名で認知されたのは
最近のようです。
◆ なんの前ぶれもなく突然起こる事も!◆
パニック障害は、不意に動悸や呼吸困難、吐き気、冷や汗、めまい、震え
などの発作におそわれ、パニック状態になる病気で、ある日突然起こるのが
特徴です。
何となく前兆を感じる、という事はまずないようですね。
電車やエレベーターの中、車に乗っていたらなど、閉鎖された空間や人混み
の中で起こることが比較的多いようです。
このほかでは、普通に歩いていたり、家で横になってくつろいでいる時に、
突然発作に見舞われる事もあるようですね。
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